ロジカルコミュニケーションで得られる10個のメリット
「話している途中から、自分でも何について話しているのか、わからなくなってきてしまう・・」
「気付くとあちこち話が飛んで、相手と会話が噛み合わない」
そんなとき「ああ、理路整然と話ができたら・・・」と思ってしまいますよね。
そんな理路整然とした話し方=ロジカルな話し方がしたいものです。
そこで、
「ロジカルコミュニケーション=ロジカルな話し方ができると、仕事で、そして人生でどれだけメリットを得られるのか?」を挙げてみました。
まずはロジカルコミュニケーションの定義ですが、日本語に訳すと「論理的な話し方」となるのですが、もっと具体的なことでいうと「明快でわかりやすい話し方」となるでしょう。
そんなふうに話せるようになってみたいですよね。
そして、これが実際できるようになるとどのようなメリットがあるのか、これも具体的に考えてみました。
以下列挙してみます。
1 簡単に話をまとめられる
これは、特に仕事の場面ではとても大事ですよね。
長々と話を続けて要領を得ない話というのは、ものすごい時間のロスになります。
とても生産性が低くなりますね。
そもそも、話をまとめられるというのは、頭の中が整理されている状態ということ。
それは「ロジカルな話し方」の必要条件です。
2 相手に正確に伝え、理解してもらえる
これもコミュニケーションにおいてはすごく大事ですね。
情報伝達という意味でも「正確に伝える」というのは大事ですが、それ以上に
「相手に理解してもらえた」というのはコミュニケーションで喜び。
まさにコミュニケーションの醍醐味といってもいいと思います。
そこでも「ロジカル」というのはとても役立ちます。
「好き嫌い」ということで相手のことを「理解できる」「理解できない」というのは仕方のないことです。
しかし、「わかりやすさ」で「理解できる」「理解できない」が決まるのならぜひ、「わかりやすさ」を身につけて「理解してもらった」方が得です。
そういう意味でも「わかりやすさ」「ロジカルな話し方」ができるようになりたいですね。
3 会話がスムーズに続けられる
いちいち会話の途中で
「この人何を言いたいのだろう??」と相手に思わせてしまっては、会話が滞ってしまいます。
また、その「??」の状態が続くと終いにはイライラしてしまうこともあります。
スムーズな会話、ということを考えたらもしかしたら「ロジカルな、わかりやすい話し方」は会話のマナーであるかもしれません。
スムーズな会話は円滑な人間関係にもつながることですから、そんな会話マナーとしての「ロジカルコミュニケーション」をマナーのように身につけたいものです。
4 コミュニケーションに自信が持てるようになる
会話がスムーズに続けられることや相手に理解してもらえる、、そんなふうにコミュニケーションが上手くいくと「自分に自信が持てる」ようになります。
これはとても大事。
人が自信を無くすのは、案外コミュニケーションの問題から来ていることも多いのです。
特に、「あがり症」そして「口下手」などいう悩みは「会話が滞る」ということからきていることが多かったりします。
そして、「会話がスムーズに続いた時」や「相手の反応が多かった時」などに案外簡単に自信を取り戻せたりもできるのです。
そういう意味でも、まずは「ロジカルなわかりやすい話」で会話がちょっとでも続く、というような小さな達成感を積み重ねていくことが大切です。
それが「自信」への第一歩といえるでしょう。
5 頭が良く見える → モテる・・・かもしれない?!
実際、頭がいいのかどうかは、なかなかわからないものです。
でも、短い会話の中から「頭が良さそう」な印象を与えることはできるものです。
それはやはり「明快なわかりやすい話」でしょう。
少なくともダラダラと要領を得ない話は「頭がいい」という印象は与えられない。
しかも、1で挙げた「簡潔に話をまとめる」などということができたら、それは「ああ、明瞭で頭脳明晰だな」と感じさせられます。
「わかりやすい話し方」は「印象」という点でもお得なのです。
6 説得力のある話し方になる
これはわかりますよね。
「わかりやすい、明快な話し方」で話されると「ああ、なるほど」と思うものです。
別に相手を説得しようと思わなくとも、相手は勝手に納得してしまうのです。
逆に「論理的ではない話し方」で説得しようとすると、強引でしかありません。
感情的な押し付けにしかならず、相手は受け入れがたいものです。
相手が感情的にならずに、心から納得できるようにするためには「わかりやすい、論理的な話し方」は不可欠です。
7 相手から信頼を得られる
相手が納得する、ということはつまり信頼を得られる、ということです。
まぁ、もちろん信頼は「わかりやすい話」だけでなく、その後ちゃんと言ったことを実行するかで決まってくるのですが、ただ、その前提として「信用してみよう」と思わせる材料として「わかりやすい話」は有効です。
その前提もクリアできなかったら、残念ながら「信用してみよう」という気さえ起こりませんから。
まずは、「わかりやすい話、論理的な話」でスタートを切りましょう。
8 交渉がうまくいく
相手が納得することで、交渉はうまくいきます。
反対に
相手を説得するのは、ちょっと無理があり、相手にとってやや強引さを感じさせてしまう。
だから
「ああ、納得だな」と思ってもらい、そこから交渉していくことがベストだと思います。
そのための「論理的な話し方」なのですよね。
決して、相手を打ち負かすものではありません。
交渉時の相手の納得は、「論理的な話し方」から始まります。
9 プレゼンがうまくいく
これはもう、わかりますよね。
プレゼンで「わかりやすい話」でなかったら、そもそも聞く気がしないです。
特に大人数に発表する場合には、「わかりやすく、論理的な話」は必要ですね。
それによって、聞き手の人たちを引きつけることができます。
どんなに内容が良くても「伝わらなければ」意味がないのです。
10 話のポイントを整理できる
これは、「わかりやすい話し方」の前提になるものと言えるでしょう。
そして、これができれば相手にとって「わかりやすい」だけでなく、自分自身も迷うことなく話すことができます。
整理したポイントだけを話せばいいからです。
「これだけ話せばいい」と話の方向性が決まり、固まってくると自信を持って話すことができます。
そして、慌てることもありません。
話し方も変わってくるのです。
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