10秒でできる、英語もわかりやすくなる話し方【日本語でオーケー】
英語が話せる人って何%?
さて、日本人の何%のくらいの人が「英語を話せるようになりたい!」って思っていて、そのうち何%くらいの人が「英語が話せるようになろうとしている」のでしょうか?
そして、勉強をした人のうち何%の人が「話せるようになるのか??」
これギモンですよね。
アンケートによると、7割以上の人が「英語を話せるようになりたい」と思っているそうです。
参照: <調査概要> 株式会社レアジョブ調べ
調査期間:2017年1月24日~1月25日
調査対象:18歳~69歳の社会人男女
回答数:551名
調査手法:インターネット調査
ついでにそのアンケートでは、「すでに英語を話せる」と答えている人がいるのですが、全体の何%だと思いますか?
なんと!その割合6%!! 100人中6人!
いやはや・・・日本人の英語力はどう考えてもおかしいです。
だって、中学校 → 高校 → 大学も入れたら10年英語を習っていて(今は小学校からやっていますね)6%しか「しゃべれる」って思っていないなんて。
あと、これは日本の大学あるあるですが、英文科とか英語学科とかの卒業生でも
ほんと話せませんよね。。。
これとっても、謎だと思いませんか??
それにどう考えても、日本の進学率、義務教育の普及率、世界トップといってもいいほどなのに、おかしい!!
これは、実は日本人の英語の勉強の仕方が間違っているからです。
この件に関しては、ぜひ「英語はインド式を学べ!」(安田正著)を読んでみてください。
この本には
・なぜ、日本人の英語学習方法が間違えているのか
・どうしたら、日本人は話せるようになるのか
・最速英語学習法「インド式メソッド」とは?
がちゃんと載っていますから。
今回は、その最速学習法と同時に理解していただきたい「英語もわかりやすくなる話し方」を解説したいと思います。
「わかりやすい英語」のポイントは「わかりやすい日本語」です。
実は、英語のわかりやすさって英語力の問題ではなかったのです。
「わかりやすさ」は、はっきり言って日本語の問題です。
逆にいうと、英語力に自信がなくてもわかりやすい英語は話せるようになります。
そのためには、まずはわかりやすい日本語を話せることが大前提となります。
「えっ?日本語?それなら自信がある!」って感じではないでしょうか。
私たち日本人が話す日本語って、なんとなくテキトーに伝わっている気がします。
しかし、実際のところは伝わっていない、というかほとんど意思疎通ができていないってケースが多くないでしょうか?
「ちゃんと説明して『わかりました』って言ったのに全然伝わっていないかった」
とか
日々、コミュニケーションミスが起こり、作業をやり直した・・・
とか
謝罪をしたら、通じなかったらしく、また怒らせてしまった・・・
とか・・・この手のことは多発していますよね。
私だって、講師でありながらセミナーでさんざん説明をした後
「では、みなさん、これやってみてください!どーぞ!」と威勢よく言った後に
受講生のみなさんに
「どーぞ!って何やるんですか??」ときょとんとされたり・・・・
・・・はい。それは私の説明がわかりづらかったからです。反省します。
これが実は英語を話す際にも起こってしまっています。
そもそも日本語でも通じない話し方では英語でも通じないってことです。
「わかりやすさ」って万国共通なのです!
これは自信を持っていえます。
なぜなら、このポイントに気づいた人たちが わかりにくい英語から → わかりやすい英語に変わったのです!
日本語の話し方を変えただけで!
これだったら、日本人だったら誰でもできそうじゃないですか?
そもそも、わかりづらい話し方とは?
では、まずわかりにくい話し方はどんな問題点があるのか、を説明します。
それは主にこんな特徴があります。
・話の結論がない
・話がダラダラ続く
・話があちこち飛ぶ
・話の主旨ではなく、枝葉末節(どうでもいいこと)すぎる
・「相手に通じている」という前提で話を進めてしまう
・話がまとまっていない
これらは結局、「話が整理されていない」からなのですね。
そして、そんな未整理の状態で思いつくままで話す、これが日本人のわかりづらい話し方の元凶になっています。
もし、こんなわかりにくい話し方のサンプルをみたければ、人気ユーチューバーの動画を見てみることをお勧めします。
面白いケースでは、ちゃんとコメント欄に
「結論は05:45のところからしゃべっています」とご丁寧に指示してくれています。
「えー、じゃ最初の5分間は何の話なのか・・・」って感じですよね。
特に最近の動画は興味をひくタイトルが付けられているので、
「面白そう」って見ていても、全然本題に入らず、ワンクリックで
「もう、いいわ!」って感じでストップすることも多くありませんか?
「そういえば・・・」って思い当たる節ありますか?
私たちの日常には「わかりづらい話」であふれています。
では、日常でよくある「わかりにくい話し方」を「わかりやすい話に変える方法」をご紹介します
わかりやすい話とは・・・
わかりやすい話とは「整理された話」のことです。
では、話を整理するとはどういうことか?
1 それは「話のポイントをいくつに分かれるか」を考えてみることです。
そして、そのポイントを最初に言うことです。
2 「ポイントは◯個あります」
これだけです。超カンタンではないですか?
10秒でできますね。
まず、1 頭の中で
「ええっと、あの事とこの事だ」と考えて、整理してみてください。
「ひとことで言うと〇〇だ」と1つにまとめられれば、さらに良いです。
そして 2 整理したポイントを予告 します。
「私が話したいことは2つポイントがあります」
とか
「私の話はひとことで言うと〇〇です」といった感じです。
これ、ちょっと意識してやってみてください。
きっと伝わりやすさがアップするはずです。
そして、英語なのですがコツは同じです。
1 話のポイントはいくつか考え
2 話のポイントを予告 です。
これはもう、日本語そのまま英語に訳せばオーケー!
日本語:「私が話したいことは2つポイントがあります」
↓
英語:”I have two points .” シンプルにこれだけでまず通じます。
そして、”The first is ・・・・・(一つ目は・・・・です)The second is ・・・・(二つ目は・・・・です)” という感じです。
全然難しくないですよね。
この英語だったら10秒で「わかりやすい話」になります。
とにかく、このわかりやすい英語のフォーマットを使いまくることです。
というか、日本語でこのわかりやすい話のフォーマットを日頃から使っていれば、英語にしたときに、そのまま使えます。
日本語:「ひとことで言うと・・・」は単に
“The point is ・・・・” と、やればいいだけです。
とにかく、カンタンに考えましょう。
わかりやすい英語のポイントは
まずは、日本語をわかりやすく話すこと
そして、
フレーズを覚えるのではなく、型を覚えること。
フレーズを覚えると全然応用が効きません、また使うときにフレーズを思い出せなかったら終わりです。
しかし、型は応用が効きます。実際、英語でも日本語もわかりやすくなるくらい応用がきいてますよね。
ぜひ、「英語はインド式を学べ!」で英文の組み立て方をマスターして、このわかりやすい話し方をすることで「わかりやすい英語」も目指してみてください。
この「わかりやすい英語」が話せるようになると、明快で説得力があり、とてもキレのあるカッコいい英語になります。
また、そんな英語が通じるようになると自信がわいてくるようになるでしょう。
わかりやすい日本語も英語もコツはカンタン、10秒でできますからぜひチャレンジしてみてください。