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【初心者向け】プレゼンのやり方でコツは1つ。←他は捨てていい!

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一般社団法人コミュニケーションマイスター協会理事/ 元早稲田大学非常勤講師/ CU代表  これまで大手企業や大学などで、ロジカル・コミュニケーション、対人対応、ビジネス英語、ライティング研修などを約5000人に指導してきた。
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初心者でもプレゼンは難しくない

慣れないプレゼン・・・

「緊張する」
とか
「何を言ったらいいのかわからない」
とか
「気の利いたことを言わなくてはいけない」
とか
「かっこいいプレゼンがしたい・・・・」などと思ってしまうことから、とても難しいものと捉えてしまいます。

特に、プレゼンに慣れていない初心者の人はそうかもしれません。

しかし、プレゼンはそんなに難しくないのです。

少なくとも、例えば商談での営業トークとか、何かを人に教える、といったことよりは簡単だと思います。その理由は3つです。

・あらかじめ準備できる

その理由は、あらかじめ準備ができること、また、プレゼンを聞く人たちの情報もあらかじめ入手できることが多いからです。

「あらかじめ準備ができること」は、とても安心できます。

「何を話すか」「どんな資料を見せるか」おまけにその「練習」までできます。

一方、営業トークは準備をしたとしても、相手の反応や理解度に応じてその場で変えていく必要があります。

結構、出たとこ勝負なのです。

・ビジュアル的な効果で補える

また、プレゼンはたいていの場合、スライド資料や配布資料なども準備できます。

何かを説明するのに、そういったビジュアル資料があるというのはとても効果的です。
話術だけで人を惹きつけるのは、よほど術がないと難しいからです。

初心者だったとしても、資料である程度ごまかせる、それなりに格好がつきます。

・コツがある(しかも、限定されている)

また、プレゼンは明確に押さえておくべきポイントがあります。
コツがあるのです。
しかも、営業トークや何かを教えることと違い、そのコツはかなり限定されていると思います。

なぜなら、営業トークやセミナーなどと違い、10分とか長くても3、40分と割と短めです。
また、基本的にこちらが一方的に話すことが多く、自分のペースで進められます。

ですから、営業トークやセミナー講師と違って、限定的な話なので、その分コツも限られているのです。

では、特に初心者向けにこれだけは押さえておきたい、プレゼンのたったひとつのコツをご紹介していきましょう。

プレゼンで大事なコツはたった1つ

とりあえず、これだけは常に心に留めながらプレゼンを作って準備しておいてください。
それは、「自分の伝えたいこと=相手の聞きたいこと」にする、です。

実にシンプルです。

このポイントとこのポイントを伝えたい、とあらかじめ考えた時に、
果たして、相手はこれを聞きたいか?」を立ち止まって考えてみましょう。

案外、8ー9割が「自分が伝えたいこと」にしか伝えていないのです。

これでは、相手は
「商品・意見の押し売りだ」
「別に聞きたくない」
「興味ない」
「早く終わってほしい」と、うんざりさせてしまうだけです。

でも、もう一度言いますが8ー9割がそうやってプレゼンをやってしまっているのです。

ですから、 例えばサプリメント商品のプレゼンをするとしたら、

「この人たちは、どんな健康問題に悩んでいるのだろうか」
「どんな健康問題への将来の不安を感じるのか」
「このサプリメントでどんなメリットを得たいのか」
「そもそも、この人たちは日常どんなことに興味を持っているのか」
「どんな話題だったら、よく知っているのか」

そんなことを、よく意識して考えながら、プレゼンを作らなければいけません。

よく間違えやすいのが、サプリメントの説明を事細かにしてしまうということ。

そもそも、プレゼンを聞く人は別に商品の説明を聞きたいわけではないのです。

サプリメントの説明を事細かにしても「自分の伝えたいこと=相手の聞きたいこと」にはなりません。

つまり、自分の伝えたいこと(サプリメントの説明やその効果など)と相手が聞きたいこと(健康問題の解決法、将来の健康問題の不安の解消、健康であることのメリット、充実した生活、承認欲求など)

それらをすり合わせることが、魅力的なプレゼンをするためのたった1つのコツです。

自分の伝えたいことと相手が聞きたいことをすり合わせっていって、究極的にはそれが一体になると相手は夢中でプレゼンを聞いてくれます

饒舌(じょうぜつ)な話し方や堂々としたパフォーマンス。
聞き手を笑わせる面白い話、最先端の技術を駆使したパワポのスライドなどは必要ないのです。

それらのスキルは、「伝えたいこと=相手の聞きたいこと」ができるようになってから、高めるようにするので十分です。

プレゼンで緊張してしまう人に

「伝えたいこと=相手の聞きたいこと」ができるようになり、しっかり準備をしたとしても特に初心者の人は大勢の前で話すとなるととても緊張します。

では、そんな緊張を和らげるためのコツもちょっと紹介しておきましょう。

1 構成をしっかり組み立てること

プレゼンの構成をしっかり組み立てて、 それに従って話をすると緊張感が減ります。
プレゼンの構成は決まっています

イントロ
ボディ
コンクルージョンです。

このフォーマットに従って、組み立てればいいのです。

フォーマットが決まっているので、難しくありません。

そして、ポイントはプレゼンをする際には文字で起こした原稿を見るのではなく、この構成順に従って話していくことです。

文字を起こした原稿を見るとなると、原稿から目が離せません。
よくいますよね、原稿だけ見てプレゼンする人。

あれはあまり魅力的ではありませんね。
原稿読むだけだったら、動画でいいじゃないか、いっそ原稿配ればいいじゃないかって。

かといって、何もないのも不安。

その場合には、プレゼンの構成図に箇条書きで簡単な文章を入れてそれを時々見ながら、基本は聞いている人たちを見ながら話をします。

耳を見ていると、話の順番が分かりやすいので安心できます。そして、頭が真っ白にならなくてすみます。

加えて、プレゼンの全体像を把握しながら話せます。

ですから、必ず図にしましょう。

・リハーサルをすること
これもごく当たり前なのですが、その図を見ながら何度も繰り返し練習することです。
ちゃんと声に出して練習することです。

そうして何度も繰り返すことで、その頭が頭の中に描けるようになります。

もう図を見なくても話せるぐらい、やってみてください。

・場数を踏むこと
今、プレゼン初心者だったとしてもとにかくプレゼンの経験を積むことで緊張がなくなってきます。

場数を踏むことです。

初めての場所に行くこと、初めての人と会うことなんでも初めては慣れていないので緊張します。

私は、昔から夏にしか水泳をする機会はありませでした。
だから、学生時代プールの飛び込み台から、飛び込むのがとても怖かったものです。

本当に死にそうでした。

でも、何度か繰り返すうちにだんだん怖くなくなってきました。

それと一緒です。

何度も飛び込んでいれば、大勢の前で話すプレゼンも怖くなくなってきます。

そして、コツをつかめるようになり自信も出てきます。

臆せず、プレゼンを何度もやって慣れてみてください。

まとめ
・「自分の伝えたいこと=相手が聞きたいこと」にする
・プレゼンのフォーマット(イントロ・ボディー・コンクルージョン)で構成を組み立てる
・緊張しないために、繰り返し練習する
・緊張しなくなるために、場数を踏む
・初心者にとってもプレゼンはそんなに難しくない

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一般社団法人コミュニケーションマイスター協会理事/ 元早稲田大学非常勤講師/ CU代表  これまで大手企業や大学などで、ロジカル・コミュニケーション、対人対応、ビジネス英語、ライティング研修などを約5000人に指導してきた。
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